今秋に発売予定とされる 「Apple Watch Series 7」 は、発売が遅れる可能性があると、米メディアBloombergが報じている。
Apple Watch Series 7、発売が遅れる可能性あり?
米Bloombergによれば、「Apple Watch Series 7」 には製造品質における問題が発生しており、発売が遅れる可能性があるとのこと。この問題は、「Apple Watch Series 7」 の新デザインが複雑であることに起因するという。
また、Nikkei Asiaによれば 「Apple Watch Series 7」 は、先週頃から小規模生産が開始されているが、生産における重大な課題に直面しており、Appleが求める生産パフォーマンスに達成できていないとのこと。電子モジュール、コンポーネント、ディスプレイの組み立てにおいて問題が発見されており、これを受けて現在は生産が停止されているようだ。
また、「Apple Watch Series 7」 には血圧測定機能が搭載されるが、同機能の耐水性能にはさらなる問題があると、Nikkei Asiaは報じている。これらを踏まえると、「Apple Watch Series 7」 の発売は、当初予定から遅れる可能性がありそうだ。
ただし、もし 「Apple Watch Series 7」 の生産が遅れていても、「Apple Watch Series 7」 をどのように発売するかについて、Appleにはいくつかのオプションがあるはずだ。
Appleは今秋に新型iPhoneの発表イベントを開催するとみられている。同イベントにあわせる形で新型Apple Watchを発表するのがこれまでの通例だが、Appleは 「Apple Watch Series 7」 の発売を遅らせること、発表をして発売だけ遅らせること、そして発表そのものを遅らせることが可能だ。
どの選択肢を選ぶかは生産の遅延次第と言えそうだが、Mark Gurman氏は、Apple Watchの製造問題はこれまでのシリーズでも何度かあったことを指摘。2015年に発売したモデルではTapticエンジンに問題を抱えた結果、発売から数ヶ月間は少量出荷となったことなどを回顧。彼の報告を考慮すると、今月開催される新製品イベントで当初予定どおり発表する可能性は十分にあると言えるだろう。
(via MacRumors)
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