2022年の発売が見込まれる 「iPhone 14」 シリーズには、超高解像度のカメラが搭載される可能性があることがわかった。
TF International Securitiesの著名アナリストMing-Chi Kuo氏が最新の投資家向けレポートの中で、「2022年に発売予定のiPhoneには8Kに対応した4,800万画素のカメラが搭載される」 という予想を伝えた。
iPhone 14シリーズは 「mini」 モデルが廃止に?8K対応48MPカメラが搭載か
Kuo氏によると、2022年に発売するiPhoneのカメラは4800万画素のCMOSイメージセンサーが広角カメラとして搭載されるという。同センサーを搭載することによって、8Kのビデオ撮影が可能になる見通し。現在は4Kまでの対応であることから、ビデオ撮影性能は大幅に向上することになる。
Kuo氏はこのカメラ性能の向上は、将来のAR・MRデバイスへの布石と捉えているようだ。AR・MRデバイスで没入感の高いエクスペリエンスを実現するには8Kあるいは16Kのビデオが最適と指摘。iPhoneのカメラが8Kビデオ撮影に対応することは、AR・MRデバイスに適したビデオや写真を作成するために必要なことだという。
また、Kuo氏は2022年に発売するiPhoneのラインナップについて言及している。
現行のiPhoneのラインナップは6.7インチモデルが1つと、6.1インチが2つ、そして5.4インチが1つの合計4機種のラインナップになっているが、2022年発売のモデルは6.7インチが2つ、6.1インチが2つの合計4機種になるという予想だ。ハイエンドモデルとローエンドモデルにそれぞれ6.1インチ、6.7インチが1台ずつ投入される見込みだという。
現行モデル | 2022年発売モデル | ||
---|---|---|---|
iPhone 12 mini | 5.4インチ | ローエンドモデル | 6.7インチ 6.1インチ |
iPhone 12 | 6.1インチ | ||
iPhone 12 Pro | 6.1インチ | ハイエンドモデル | 6.7インチ 6.1インチ |
iPhone 12 Pro Max | 6.7インチ |
Kuo氏の情報が正しいとするならば、2022年に発売するiPhoneには小型モデル 「mini」 シリーズが用意されないことになる。やはり 「iPhone 12 mini」 の販売が不調だったことが大きく影響しているのかもしれない。
そのほかKuo氏は、2023年に発売するiPhoneには画面内蔵型Face IDとペリスコープ望遠レンズが搭載されることを伝えている。またノッチの廃止も計画されていると伝えていることから、2023年にはいよいよフルベゼルレスiPhoneが登場するのかもしれない。ちなみに同アナリストは以前、2023年発売のiPhoneの少なくとも1台にはパンチホール式の内向きカメラが採用されることを伝えていた。
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[ via AppleInsider ]