現地時間4月7日、AppleはiPhone・iPad・Apple Watch向けに配信している 「探す」 アプリのアップデートを発表。サードパーティ向けに、「探す」 ネットワーク対応アクセサリプログラムを開放した。
サードパーティアクセサリが 「探す」 アプリで検出可能に
「探す」 ネットワーク対応アクセサリプログラム (The Find My Network Accessory Program) は、Made for iPhone (MFi) プログラムの一環として用意されたプログラム。自社の既存もしくは新製品を、Appleの探索ネットワーク対応にさせることが可能だ。
認証された製品は 「探す」 アプリケーションに新設された項目タブ (アイテム) に追加されるとともに、Appleの探索ネットワークおよび 「探す」 アプリケーションと互換性があることをユーザーの皆様に明示するための “Works with Apple Find My” バッジが付与される。
対応製品として、まずはVanMoofの最新電動自転車 「S3」 および 「X3」、Belkinの完全ワイヤレスイヤホン 「SOUNDFORM Freedom True Wireless Earbuds」 、Chipoloの紛失防止タグ 「ONE Spot」 が来週以降に発売するとのこと。
これらの製品では、ユーザーはそれぞれの置き場所、たとえば自転車を停めた場所、イヤフォンを置き忘れたジム内の場所、バックパックの置き場所などを特定できる。Appleによると、対応製品は今後も続々と登場する予定であるとのことだ。
あわせて、今春後半にリリース予定の仕様がチップセットメーカー向けに発表された。デバイスメーカーは、Appleデバイスに組み込まれたUWB (超広帯域無線) テクノロジーを利用できるようになり、”方向を意識したより正確な体験が可能になる” とされている。iPhoneをUWB対応アクセサリに向けると、当該アクセサリがどこにあるのか探しやすくなるなどといった体験が可能になるとみられる。
「探す」 アプリは、対応した製品の位置をiPhoneやiPad上で探すことが可能。Appleデバイスの置き場所を特定したり、友人や家族の現在位置を確認するのに有効だ。
Appleデバイスを万一紛失してしまった場合には「探す」アプリケーションを開いて、現在位置を地図上で特定したり、デバイス上でサウンドを再生して場所を明らかにしたり、デバイスを紛失モードに切り換えて直ちにロックをかけたり、デバイスの画面に連絡先の電話番号と共にメッセージを表示したりといった対策を取ることが可能。
もし、デバイスが悪用される恐れがある場合は、デバイス上のデータを遠隔操作により一括消去することもできる。
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