Appleは初代HomePodを在庫限りで販売を終了する予定だが、代わりとなる次世代モデルとして画面を搭載した新しいHomePodを開発していることがわかった。
Bloombergの著名記者Mark Gurman氏が現地時間3月22日、最新のレポートでHomePodの次世代製品に関する情報を伝えた。
次期HomePodは画面とカメラが搭載か
Mark Gurman氏によると、Appleは画面を搭載した新しいHomePodを開発しているとのこと。カメラを搭載し、ビデオ通話ができる製品として想定されているとみられる。
まだ開発段階にあるらしく、実際に製品化されるかは不明とのことだが、もし事実であればHomePodは従来のスマートスピーカー型からスマートディスプレイ型に変貌を遂げることになる。情報元では触れられていないが、おそらく画面タッチに対応していて、音声入力のほか指でも操作できるのではないだろうか。
Appleは初代HomePodの販売を在庫限りで終了することを発表している。販売を終了する理由については明かされていないものの、業界では品質ではなく価格設定にあったと伝えられている。
売れ行きが芳しくなかったことからHomePodシリーズのメインストリームは、小型で安価なHomePod miniに譲ることになる。しかし、HomePodシリーズをHomePod miniだけで展開するのにも違和感があり、代わりとなるモデルを開発していたとしても決しておかしくはないだろう。Amazonの 「Echo Show」 シリーズやGoogleの 「Nest Hub Max」 などが競合製品になる可能性が高い。
Google Nest Hub Max
ただし心配なのが、画面やカメラを搭載することによる高価格化。HomePodと同じ過ちを繰り返さないのかということ。当然ながらAppleも二の轍を踏むことはないと思うが、次世代HomePodはどのような製品になるのだろうか。
ちなみにこのレポートは、Mark Gurman氏がHomePod miniに温度計と湿度計が隠されていることを明らかにした記事の中で伝えられている。HomePod miniにはこれらのセンサーが内蔵されており、Appleが将来的に有効化すれば部屋の温度や湿度を計測できるようになる可能性がある。もしそうだとすれば、画面を搭載したHomePodにもこれらのセンサーが搭載される可能性は高そうだ。
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