国内でも突如として流行し、大きな注目を集めている音声SNS 「Clubhouse」 。この流れを受けて、FacebookやTwitterが対抗サービスの開発を進めていることが判明した。
FacebookとTwitterが 「Clubhouse」 対抗サービスの開発を進行中
「Clubhouse」 とは、iOS向けにリリースされている音声SNSアプリ。完全招待制のサービスで、「room」 という会話スペースを作成、もしくは誰かが作ったroomに参加することで、複数人のユーザーで会話が楽しめるというものだ。
見逃し配信などは用意されておらず、room内での会話はリアルタイムで参加していない限り聞けないことから、そのタイミングにしか聞けない特別なコンテンツを楽しめるサービスとして人気を集めている。
現地時間2月10日、New York TimesはFacebook内部で幹部らが従業員に対し、コードネーム 「Fireside」 と呼ばれるClubhouse対抗サービスの開発を指示したことが判明したと報じた。まだプロジェクトは初期段階にあり、コードネームは変更になる可能性があるとのことだ。
また、Facebook CEOのマーク・ザッカーバーグ氏が音声SNSのための新しいプラットフォームに関心を示しているという情報も伝えられている。
Facebookと同様に、TwitterもClubhouse対抗サービスの開発を進めている。Twitterは昨年11月に音声専用チャットルーム 「Spaces」 を発表し、これまでにもベータテストを実施してきたが、このベータテストをより多くのユーザーに拡大したことが判明している。
The VergeのシニアエディターであるTom Warren氏が入手した情報では、これまでSpacesのベータテストは1,000人規模で行われてきたが、10日の時点で3,000人に拡大し、数週間後にはロールアウトを予定しているという。
If you’re waiting on Twitter Spaces, Twitter’s Clubhouse audio feature, then @kayvz says the beta is expanding to 3,000 more people tomorrow. Around 1,000 beta testing right now, and roll out is ramping up in coming weeks pic.twitter.com/SfQypQQpoy
— Tom Warren (@tomwarren) February 9, 2021
早い段階で開発に着手していたTwitterに対し、Facebookはまだ開発初期であるとのことから、サービスのローンチはTwitterの方が早そうではあるが、はたして両社ともClubhouseに対抗するサービスを作ることができるのだろうか。今後の情報に注目だ。
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