Appleが米国で提供しているクレジットカード 「Apple Card」 を、家族で共有利用できる 「AppleCardFamily」 機能 (仮称) が、今後のiOSアップデートで実装される予定であることがわかった。
現地時間2月1日、米Apple系メディア9to5Macは、同日に開発者向けに配信された 「iOS 14.5 Beta 1」 のソースコードの中から、「AppleCardFamily」 機能の存在を突き止めた。
1つのApple Cardを家族でシェアできる機能がiOS 14.5で実装
9to5Macの報告によると、「AppleCardFamily」 はApple Cardを家族でシェアできる機能になる。iOSの内部では、「マディソン」 というコードネームが付与されているらしい。
Apple Cardは申込者本人のみが発行可能で、家族カードの発行には対応していない。そのため、家族の誰かがApple Cardで決済したい時にも、発行した家族本人のカードを使って決済する必要があった。しかし、「AppleCardFamily」 があれば一枚のカードをみんなで共有で決済することが可能になる。
Apple Cardを所有するユーザーが、各家族に対して招待を送り、それが承認されると家族でシェアできるようになるようだ。家族全員の支出やデイリーキャッシュ(利用に応じた還元)の確認も可能だとか。また、カードの利用限度額を各ユーザーごとに設定することもできるという。
招待は13歳以下のお子さんにも送ることができるとのこと。保護者がお子さんの支出を管理するためのオプションも提供される予定のようだ。
この機能はおそらく今春に配信されるであろう 「iOS 14.5」 において利用できるようになるとみられる。残念ながら日本ではApple Cardが提供されていないことから利用することはできないだろうが、将来、日本でもApple Cardが提供された際には活用してみていただきたい。
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