1月6日、Appleは2020年度の年末年始における世界のApp Storeのグローバル売上を発表した。
Appleのプレスリリースによると、2021年1月1日の売上は5億4000万ドル(日本円で約550億円)。これは2020年の元日と比べると40%増の数字で、過去最高の売上となった。
また、2020年のクリスマスイブから大晦日まで(12月24日〜12月31日)のホリデーシーズン1週間の売上は18億ドル(日本円で約1850億円)だったことも発表されている。こちらも前年比27%増と大幅な増加となった。
App Store、2021年元日の売上が過去最高を記録
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により日常が一変。家族や友人など会いたい人に直接会うことも難しくなり、一部地域によっては外出禁止令などが発令されたりもしたが、その中でアプリ開発者たちは人と人の繋がりを維持し、テレワークやオンライン授業をするための新しい方法を提供し続けた。
その結果、App Storeの全体の売上は2008年にApp Storeが誕生して以来、2000億ドル以上を記録したという。昨年の年始から450億ドル以上も売上が伸びたことになる。
また、Appleによると、2020年にもっともダウンロードされたアプリは 「Zoom」 と 「Disney+」 で、ゲームでは 「Among Us」 「Roblox」 などが人気だったとのこと。
Appleは、前年収益100万ドル以下の小規模事業者およびインディーズのデベロッパに対して売上げ手数料を30%から15%に引き下げる新たなデベロッパープログラム 「App Store Small Business Program」 を1月1日からスタートした。
本プログラムについては、小規模で活動している、あるいはこれから起業しようとするデベロッパが継続的にイノベーションを生み出せる環境を支援することが目的であると、Appleは発表している。
今回のプレスリリースでは、Apple Music・Apple TV+・Apple Arcadeなどの主要サブスクリプションサービスの現在の状況についても発表されている。
Apple Musicについては、7000万曲以上の楽曲、何千ものキュレーションされたプレイリスト、25,000以上の独占ラジオエピソードやその他のオリジナルコンテンツが提供されていて、「Apple Music Hits」 や 「Apple Music Country」 など、2020年から新しく配信が始まったラジオステーションは、Beats 1改め 「Apple Music 1」 とともに、数千万人のリスナーに多様なグローバルラジオ体験を提供したという。
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