Appleは将来的に、MacやiPadの充電器を小型化する計画を立てているのかもしれない。現地時間5日、台湾メディアDigiTimesが報じた。
Appleは 「GaN」 採用により充電器の小型化を計画中
DigiTimesによると、Appleは窒化ガリウム 「GaN」 を採用することで、充電器の小型化を行うことを計画しており、米国カリフォルニアに拠点を置くNavitas Semiconductorに対して、窒化ガリウムを使用した急速充電ソリューションの注文を行う予定だという。
窒化ガリウム (GaN) とは、窒素とガリウムを組み合わせて作られた化合物。これまで充電器に使用されてきたシリコンに比べて、小型かつ軽量でありながら、電力効率が高く、熱伝導性が低いため、大きな出力を利用する充電器に使用することで小型化することが可能になる。
左:GaN採用のRAVPower充電器(90W) / 右:Apple純正アダプタ(61W)
すでにAnkerやRAVPower、Belkinといった多くのサードパーティがGaNを採用した充電器を販売しているが、いよいよAppleの充電器も同素材を利用したものが投入されることになるのかもしれない。
ちなみに、iPhoneやApple Watchの充電器も小型化したいところだったが、環境負荷を軽減するという観点からAppleはこれらの製品へ充電器を同梱することを廃止している。恩恵がありそうなのは、大きな出力を必要とするMacやiPadなどに限定されそうだ。
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[ via MacRumors ]