現地時間12月15日、Twitterは同社ライブ配信アプリ 「Periscope」 の提供を終了することを発表した。提供終了は 「2021年3月までに」 と案内されている。
ただし、Twitterは同社公式アプリ内で提供しているライブストリーミング機能 「Twitter Live」 は引き続き提供する予定。今回廃止されるのはあくまで別アプリとして提供されてきた「Periscope」 のみが対象で、Twitterでライブストリーミングができなくなることを意味するわけではない。
TwitterがPeriscopeの提供を終了へ
「Periscope」 は、2015年3月にTwitterが買収したライブストリーミングサービスだ。当初は別々にサービスを提供していたが、2016年12月に配信されたアップデートによって、Periscopeアプリを起動することなくTwitterからライブ配信ができるようになった。それに伴い、Periscopeの利用者は過去2年で減っていたという。
2021年3月まではこれまでどおりPeriscopeアプリを利用することが可能だが、本日配信されるアップデートをもって新規ユーザーの登録はできなくなるとのこと。
さらに、これまで配信したアーカイブデータについてはダウンロードできる仕組みをユーザーに対して提供する予定。これまでTwitterに共有された配信データについては、Twitter上にリプレイとして存続するとのこと。
また、Periscopeの投げ銭機能 「スーパーハート」 を換金できるプログラム 「スーパーブロードキャスター」 の参加要件も緩和する。これによって、これまで得た 「スーパーハート」 を (おそらく誰でも) 換金することが可能になる。ちなみにこの現金化は2021年4月30日まで提供されるとのこと。もし溜まっている投げ銭があるなら、近いうちに現金化しておく必要があるだろう。