他の2社よりも長期契約者向けプランの発表が遅くなってしまったKDDIだが、ユーザーの負担を軽減する案を出してくれるのだろうか。
総務省の有識者会合に出席したKDDI執行役員の藤田元氏によると、KDDIは31日(火)に行われる夏モデルの発表会で、ついに長期契約者向けのプランの発表を行うことが明らかになった。
出遅れたKDDIはどんなプランを発表するのか
総務省から携帯料金の見直しを求められている携帯大手3社だが、長期契約者の優遇策については、NTTドコモ、Softbankがすでに具体的な発表を行っているにもかかわらず、KDDIからは一切音沙汰がない状況となっていた。
しかし、今月末にやっとその内容が発表されるとのことで、これで長期契約者の優遇策が3社共に出揃うことになりそうだ。
具体的な優遇策の内容については発表されるまでどういった内容になるかは分からないが、先月の時点でKDDIの田中孝司社長は、長期契約者の優遇策について、「料金だけの割引では他社に追いつかれる」と発言しており、料金を安くする他にも何かしらの特典を用意する姿勢を見せていた。
僕もKDDIを長く利用させてもらっているので、今回の長期契約者の優遇は非常に気になるところなのだが、一ユーザーとしては月額の利用料金が少しでも安くなればそれだけで十分だと思っている。ただ社長の言葉から連想するに、データ通信料を長期契約者にプレゼントすることで、結果的に中途半端な料金引き下げにならないかどうかが心配だ。
短期の乗り換えをするメリットが少なくなっている以上、ユーザーは一つのキャリアに長く留まることが多くなってくると思われるので、出来れば他社に負けないような長期契約者優遇が欲しいところだ。
[ via ケータイWatch ]