スマートフォンに使用されることが多いCorningの高耐久性ガラス 「Gorilla Glass」 に次世代モデルが登場。米Corningは現地時間23日、「Gorilla Glass Victus」 を発表した。
Corningの次世代高耐久性ガラス 「Gorilla Glass Victus」 が発表
「Gorilla Glass Victus」 は、従来のガラス製品に比べて最大2倍のスクラッチ(ひっかき)耐性を持っているとのこと。そして落下耐性も向上しており、最大2メートルの高さから硬い地面に落下させても設計上耐えられる仕様に。さらに1メートルの高さから20回落下させても壊れなかったという。ちなみに先代の 「Gorilla Glass 6」 は15回耐えることができた。
もちろん、この結果は米Corningによる検証での話で、実際に高さ2メートルに耐えられるかどうかはケースバイケースではあるものの、少なくともこれまでのスマートフォン用ガラスに比べて画面割れや傷がつく可能性は減るとみられる。ちなみに米Corningは他のガラスメーカーの製品では0.8メートルの高さから落としても割れるとしていて、自身の製品への自信をのぞかせている。
この 「Gorilla Glass Victus」 は、まずはSamsungが近く新型スマートフォンに採用するとのこと。具体的な製品名は出されていないが、おそらく今年8月に発表される新型スマートフォン 「Galaxy Note 20」 シリーズに搭載されることが予想される。また例年通りであれば次期iPhoneにも搭載される可能性がある。
[ via The Verge ]