また未発表のApple製品がユーラシア経済委員会 (EEC:Eurasian Economic Commission) のデータベースに新たに登録されたことが判明した。
9to5Macによると、今回データベースに登録されたのは未発表のiPhoneとMacの2種類。現時点では何の製品かを特定することはできないが、過去のデータなどから考えると、これらは今秋に発売する 「iPhone 12(仮)」 と、今後発売する新型Macである可能性が高い。新型Macは噂の新型iMacのことだろうか。
未発表のiPhoneとMacがEECデータベースに登録
EECは、ロシアやカザフスタンなどが属するユーラシア経済連合の管理機関で、ユーラシア経済連合の地域で暗号化された技術を採用した製品を販売する際、同管理機関にデバイスを事前登録する必要がある。もちろんAppleも例外ではなく、新製品を出す数週間~数ヶ月前にEECに未発表デバイスを登録するのが通例となっている。
今回、このEECのデータベースに、未発表のiPhoneとMacが新たに登録されたことが明らかになった。
登録された製品のうち、iPhoneとみられる製品のモデル名は 「A2176」 「A2172」 「A2341」 「A2342」 「A2403」 「A2407」 「A2408」 「A2411」 の8つ。いずれも 「iOS 13」 が動作すると記載されているが、これまでに発売したiPhoneとはモデル名が異なることから、新型iPhoneであると予想できる。
もしこれらの新型iPhoneが今秋発売予定のiPhone 12シリーズだった場合、現行の 「iOS 13」 が動作するというのに違和感を感じるかもしれないが、Appleは同じモデル名でソフトウェア仕様が異なる製品を複数回登録することがある。上記のモデル名で 「iOS 14」 が動作するデバイスが数ヶ月後に新たに登録される可能性も考えられるということだ。
そして、もう1つ登録が確認できたのが 「A2330」 。「macOS 10.15」 が動作すると記載されていることから、こちらはMacの新型モデルとみられる。
WWDC20では新型iMacの発表が噂されているが、データベース上の情報からはMacのどのモデルなのかを確認することができないため、同モデルが新型iMacかどうかは不明だ。
EECのデータベースに登録された製品は、数週間~数ヶ月後に発表される傾向にある。iPhoneは例年通りのサイクルであれば9月と考えられるが、新型Macに関しては現時点ではどのモデルなのか分からないものの、最も有力なのはWWDC20での発表が噂されている新型iMacではないだろうか。
今月9日に著名リーカーのSonny Dickson氏が伝えた情報によると、新型iMacはiPad ProとPro Display XDRに近いデザインを採用し、「AMD Navi GPU」 が搭載、Fusion Driveが廃止される可能性が指摘されている。
もし今回登録されたMacが新型iMacだとすると、EECデータベースへの登録が少し遅いような印象も受けるが、現時点ではそれ以外の新型Macの情報がほとんどないことから新型iMacの可能性は十分にあると言えるだろう。まずはWWDC20の基調講演を楽しみに待ちたいところだ。
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