Appleは一度開発を諦めた純正のワイヤレス充電器 「AirPower」 について、再び開発を再開した可能性がある。同情報を伝えた著名リーカーであるJon Prosser(@jon_prosser)氏が、AirPowerに関する新しい情報を提供している。
AirPowerは250ドル以下で販売可能?
Jon Prosser氏は自らのTwitterアカウントでAirPowerのプロトタイプ機 「C68」 の一部仕様を変更したコンセプト機の画像を投稿した。
この新しいコンセプト機は発熱を抑えるために内蔵コイルの数を減らしたものであるとのこと。コイルを減らしても本来の充電効率およびどこに置いても充電できるというAirPowerの魅力を実現できるのかは不明だが、もしかするとこれを実現できる秘策をAppleは持っているのかもしれない。
Here’s my concept of “C68”
Apple’s most current internal prototype.– Fewer coils, with less overlap
– A11 chip inside to manage heat
– Lightning cable on right side
(Though I’d expect that to change on the retail models)If they pull it off — expected Q4 2020 / Q1 2021
~ $250 pic.twitter.com/sjViqjn0As
— Jon Prosser (@jon_prosser) April 13, 2020
ちなみにJon Prosser氏は、AirPowerの価格と発売時期について情報を伝えた。彼が持つ情報によれば、Appleは AirPowerを2020年第4四半期から2021年第1四半期に発売することを計画しているとのこと。
価格は250ドル以下になる見通し。この情報が正しければ、日本では約27,500円程度で販売されるとみられる。一部メディアからは300ドル以上というより高額な価格設定を予想する声も上がっていたが、コイルの数を減らすなど一部のパーツを削減することでコストの低減が可能だという。
AirPowerはiPhoneおよびAirPods、Apple Watchを同時に充電できる夢のワイヤレス充電器。充電パッドの上であればどこに置いても充電できる手軽さもあり、ユーザーからは依然として期待が高いが、Appleの技術をもってしても発熱の問題を解決できなかった製品でもある。
このAirPowerの開発については、現時点ではほぼJon Prosser氏のみが情報を提供している形。リーク情報がどれほど正しいのかは未知数ながら、同氏は今週14日から15日に新型iPhone SEが登場することを先月から伝えてきた。もし、Jon Prosser氏が的中してiPhone SEの新型モデルがここ数日中に発売したなら、AirPowerの信ぴょう性も増すところだろう。
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