COVID-19(新型コロナウイルス)の拡大がなければ、Appleは今年3月に新型iPhoneこと 「iPhone 9(iPhone SE2)」 を発売する予定だったが、同ウイルスの感染が世界的に拡大したこともあり、依然として同製品を発表できずにいる。
しかし、iPhone 9を披露するタイミングは着実に近づいている模様。最近、Appleの未発表製品に関するリーク情報で好調なリーカーJon Prosser氏(@jon_prosser
)が伝えた。
iPhone 9は4月に発売予定
YouTubeチャンネル 「Front Page Tech」 (テクノロジーアナリスト) のJon Prosser氏は現地時間26日、Appleの内部事情を伝えるツイートを行なった。同氏によれば、AppleはiPhone 9(iPhone SE 2)を4月に発売する計画であるとのこと。4月には同製品の出荷準備が整う予定で、”経済的な圧力” やApple株主への義務を果たすために同製品を発表するとしている。
Apple briefing happing right now. 👀
As I mentioned before – logistically, iPhone 9 will be ready to ship in April.
Due to economical pressures and shareholder obligations, Apple is considering releasing the iPhone 9 in April.
I’ll keep you updated.
🧻🧻🧻🧻🧻
— Jon Prosser (@jon_prosser) March 26, 2020
「iPhone 9(iPhone SE 2)」 の生産は新型コロナウイルスの影響もあり当初予定よりも遅れていることが明らかになっているが、最近になってようやく工場の稼働率が改善してきており、近いうちに在庫積み上げが完了するとの報道もある。さらに先日には、「iPhone 9(iPhone SE 2)」 の量産が開始されたという情報も出ていたことから、発売は刻々と近づいているのかもしれない。
「iPhone 9(iPhone SE 2)」 はiPhone 8をベースにしたエントリーモデルになる予定。
4.7インチの画面を搭載し、本体下部にはホームボタンが搭載。ホームボタンには指紋認証センサー 「Touch ID」 が内蔵されているという。ホームボタンは物理式のものではなくソリッドステートタイプで、ホームボタンを押すとTapticエンジンによって振動が得られ、ユーザーはホームボタンを押したように錯覚する従来のホームボタンの仕様をそのまま引き継ぐ形となる。
搭載プロセッサはA13 Bionicで、iPhone 11シリーズに搭載されているものと同じ。A13 Bionicは非常に性能の高いことで知られるAppleの最新プロセッサなので、ゲームやブラウザなどほとんどの作業を快適にこなすことができるだろう。
今回の情報を伝えたJon Prosser氏は最近になって現れたリーカーだ。しかしそのリーク情報の精度はかなり高いことから、今回の情報も本当である可能性は十分に考えられる。ちなみに同氏は新型コロナウイルスの影響でトイレットペーパーの在庫が少なくなっているためか、リーク情報の精度をトイレットペーパーでスケールするのが彼の定番(?)と化していて、今回の情報についてはトイレットペーパー5つ分、つまり100%の精度であるという。
一部では大型モデル 「iPhone 9 Plus」 の登場を予期する声もあるが、それについてはトイレットペーパー何個分の精度なのかはわかっていない。
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