Appleの今年の新型フラグシップ型iPhoneは、例年に比べて発売が1〜2ヶ月程度遅れる可能性があるようだ。ここ最近、多数のAppleの未発表製品に関するリーク情報を提供しているリーカーでYouTubeチャンネル 「FRONT PAGE TECH」 運営者のJon Prosser氏が24日伝えた。
iPhone 12の発売が1〜2ヶ月遅れる可能性あり
Jon Prosser氏によれば、Appleは 「iPhone 12」 の発売を例年に比べて1ヶ月以上遅らせることを検討しているようだ。
その “遅延” の理由は、やはりCOVID-19(新型コロナウイルス)。例年であれば次期iPhoneの試作、そしてデザイン・仕様策定は毎年春頃には完了しているものだが、今年は新型コロナウイルスの影響でAppleの上級社員が中国に渡航できておらず、製造における最終決定はおろかプロトタイプの製作もまだできていないとのこと。
これらの遅延のせいで、iPhoneの大量生産も当初計画の5月から始められない見込み。当然ながら発売にも遅れが生じるだろう。Jon Prosser氏によれば1〜2ヶ月程度発売が遅れるとのことだ。
Though supply chain is improving, the iPhone 12 will still likely be delayed.
Prototyping for iPhone 12 isn’t even done yet. It requires execs from Apple travel to China, and due to travel bans, they haven’t been able to finalize.
Expect iPhone 12 in Oct/Nov
🧻🧻🧻🧻🧻
— Jon Prosser (@jon_prosser) March 24, 2020
Appleは例年9月に新型iPhoneの発表会を行なっているが、もし発売が1ヶ月以上遅れるのであれば発表会も1ヶ月以上遅れる可能性がある。今年は10月あるいは11月まで、記者・ジャーナリストを集めた新製品発表イベントが開催されることはないのかもしれない。
ちなみにJon Prosser氏は最近出回っている次期iPhoneの製品コンセプトや各種情報については、前述のとおり最終デザインの策定も完了していないことから、現時点では未確定なものであるという。Jon Prosser氏の言うとおり、今後Appleによって次期iPhoneのデザイン・仕様が変更される可能性がある点には注意が必要だ。
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