Appleはユーザーの健康増進のため、新しいフィットネスアプリを開発していることが分かった。米Apple系情報メディアMacRumorsは独自で入手した 「iOS 14」 のコードから、同アプリの “痕跡” を発見したようだ。
トレーニングに役立つビデオがダウンロードできる新フィットネスアプリが開発中
MacRumorsによれば、Appleは新しいフィットネスアプリを開発しているとのこと。すでにAppleはApple Watch向けにワークアウトアプリ、そしてiPhoneとApple Watchにアクティビティアプリを提供しているが、今回の新しいフィットネスアプリはそれとは異なるものであるようだ。
新しいフィットネスアプリは様々なトレーニングに役立つビデオがダウンロード可能だという。ビデオにはガイドがついており、どのように運動すれば最適かを教えてもらうことができるとみられる。
アプリはiPhone、Apple Watch、そしてApple TVで利用することができ、ダウンロードした動画は他のデバイスとも同期される仕組みになっているという。
MacRumorsによると、動画は屋内ランニング、サイクリング、ボート、ストレッチ、コアトレーニング、筋力トレーニング、屋外ウォーキング、ダンス、ヨガなど多数用意される予定。すべて無料で配信され、ユーザーが別途購入する必要はないとのこと。
ワークアウトアプリはApple Watchでワークアウトを実施するためのもの、アクティビティアプリは過去のアクティビティの成果を確認するためのものであるため、フィットネスアプリとは役割が完全に異なるようだ。
アプリの名称は 「Fit」 あるいは 「Fitness」 になる予定だが、開発段階ということもあり現時点ではコードネーム 「Seymour」 で呼ばれているとのこと。今秋に一般リリースを迎える 「iOS 14」 や 「watchOS 7」 「tvOS 14」 で利用できるようになるとみられていて、開発状況次第では今年6月頃にリリースされる各OSのベータ版で開発者は利用できるようになるのではないだろうか。
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