iPhone、MacなどのApple製品同士で利用できるメッセージ機能 「iMessage」 が、iOS 14やmacOS 10.16でより便利に進化するかもしれない。
MacRumorsが独自入手した情報によると、AppleはiMessageの新機能を内部でテスト中。特定ユーザーへのメンション機能やメッセージの撤回機能などが利用できるようになる可能性があるようだ。
メンション機能
まず1つ目の新機能は、グループチャット内で@Joeや@Janeのようにユーザー名の前に@をつけることで特定のユーザーを指して言及するメンション機能。SlackやTwitterなどでお馴染みの機能だ。
@記号を入力すると連絡先のリストが表示されるため、そこから指定したいユーザーを選択することでそのユーザーに向けて発言できる。
グループチャットは大量の情報が行き交い、時には話が盛り上がって通知が大量になってしまうこともある。そんなときには 「Hide Alerts」 設定で自分や特定のユーザーが指定されたときのみ通知するということもできるようだ。
メッセージ撤回機能
LINEの送信取り消し機能
2つ目の新機能として見つかったのが、送信後のメッセージを撤回する機能。メッセージを撤回すると送信者と受信者の両方に但し書きが表示され、送信者がメッセージを撤回したことが分かるようになっているという。
メッセージの撤回に時間制限が設けられているのかどうかは不明であるとのことだが、送信相手を間違ったり、文字入力中に間違って送ってしまったりしたときには比較的すぐに気づくため、撤回できるだけでかなり便利になるはずだ。
そのほかの機能
上記の2つのほかにも、1対1の会話でグループチャットのように入力インジケーターが表示されるようになる機能や、すでに開いたメッセージを未読としてマークしておく機能、ステータスの更新を共有するためのコマンドの拡張などの機能がテスト中であるとのこと。
これらの機能はApple社内でテスト中ということなので、今秋にリリースされるiOS 14やmacOS 10.16で実装される可能性が高そうだ。ただし開発状況によっては実装が遅れることもあり、秋以降のアップデートで追加となる可能性もあるため、この点については注意が必要だ。
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