今秋、Appleは5Gに対応したiPhoneをはじめて発売する予定だが、現在世界的に流行しているCOVID-19(新型コロナウイルス)の影響で発売が遅れる可能性があることがわかった。米Bloombergが、米金融グループBank of Americaのアナリストであるワムシ・モハン氏の予測を引用する形で伝えている。
5G対応iPhone、発売が1ヶ月遅延する可能性あり
ワムシ・モハン氏の報告によると、COVID-19(新型コロナウイルス)の影響で5Gに対応したiPhoneの発売が1ヶ月程度遅れる可能性があるとのこと。さらに、今月もしくは来月に発売することが期待されている 「iPhone 9 (iPhone SE 2)」 についても、発売が数ヶ月遅れる可能性があるとしている。
iPhoneの発売時期については各アナリストやジャーナリストらが予想しているが、ほぼすべての人たちが新型コロナウイルスの影響で発売が遅れる可能性があると伝えている。「iPhone 9 (iPhone SE 2)」 について台湾DigiTimesは第2四半期(4月〜6月)、著名アナリストMing-Chi Kuo氏は2020年前半を予想している。
これまでの情報ではiPhone 12シリーズは例年通り9月に発売できるとされてきた。しかし、世界的なCOVID-19(新型コロナウイルス)の影響拡大によってiPhoneの発売は大きく遅れることになるかもしれない。
もし、iPhoneの発売が遅れるのだとしたら、同様にほかのApple製品にも影響が出る可能性が高い。Appleは今年、iPad ProやMacBook Proなど多数の新製品のリフレッシュを図る計画であると伝えられているが、それらのスケジュールも変更を余儀なくされているのではないだろうか。
また、もし発売できたとしても生産が十分でなければ当分の間品薄になる可能性もある。もちろん、Appleだけでなくどこのメーカーも同じ状況だと思われるが、新製品を真っ先にゲットしたい人には今年は大変な一年となりそうだ。
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