Appleは現在、ユーザーの “探しもの” を手助けするアイテムを開発中と噂されている。そのアイテムとは、紛失防止タグ 「AirTag」 。鍵や財布といった失くしたら困るものにつけておくことで、iPhoneから位置を探し当てられるという代物だ。
このAirTagは、既に 「iOS」 の中から発見されていることもあり近いうちに発売するものと予想されていたが、実際の発売は2020年後半になるようだ。
この情報を伝えているのは、TF International Securitiesの著名アナリストMing-Chi Kuo氏。同氏は投資家向けレポートの中で、AirTagの発売時期を予測している。
AirTagの発売は2020年第3四半期以降に?
Kuo氏によると、「AirTag」 には位置を高精度に特定できる超広帯域無線(UWB)チップが搭載される予定。チップの生産はサプライヤーが行い、生産開始時期は2020年第2四半期もしくは第3四半期になるとのこと。
もしこの情報が正しいと仮定するならば、「AirTag」 の生産は2020年第3四半期以降になる可能性が高い。Kuo氏は具体的な発売時期については明示していないが、生産時期から実際の発売は2020年9月以降になるのではないだろうか。
これについて、9to5Macは次期フラグシップiPhone (iPhone 12シリーズ) と同時に発表される可能性に言及しているが、ただしAppleとしても初の製品ジャンルとなるため、6月に開催される開発者向けイベント 「WWDC 2020」 での発表も予想している。
「AirTag」 について現時点で分かっていることはあまり多くないが、噂によるとiPhoneの 「探す」 アプリで探すことが可能で、 「Tile」 のように音を鳴らしてアイテムの位置を見つけることができるという。また、iPhoneのARカメラを使って目視でアイテムの位置を把握することもできるとも言われている。
また、紛失したとしてもAirTagの通信範囲に出入りすると自動でiPhoneに通知が届くなどの仕組みも用意されていたりするようだ。AirTagを使えば今後大事なものを探すのは簡単になるだろう。発売までまだ半年以上ある可能性があるが、筆者を含め多くのユーザーがAirTagの登場を心待ちにしている。
関連記事
・Appleが2020年前半に発売する7つの新製品。AirTag、小型ワイヤレス充電マット、新型iPad/Mac、ハイエンドヘッドホンなど
・Appleの紛失防止タグ、名称は 「AirTag」 になる模様 iOS 13.2で発見