2020年秋に発売が計画されている次期iPhoneこと 「iPhone 12」 シリーズは、顔認証機能の改良が行われる可能性があるようだ。
英金融グループBarclaysのアナリストBlayne Curtis氏、Thomas O’Malley氏、Baylie Harri氏らが投資家向けレポートで伝えた。
iPhone 12シリーズでFace IDが改良される可能性あり
彼らのレポートでは、Appleが 「iPhone 12」 シリーズに改良された顔認証機能 「Face ID」 を搭載する可能性が指摘されている。具体的にどう改良されるのかは不明だが、考えられるのは認証速度の改良や認証できる範囲や距離。
現在のFace IDは顔をiPhoneの前にかざすように向ける必要があるが、もしかすると次期iPhoneは寝かせて置いた状態でも顔認証できるようになるのかもしれない。
さらに背面カメラについても言及されており、これまで多数のアナリストやジャーナリストらが報じていたのと同様にToFカメラ(3Dセンシングカメラ)が搭載されることを予想している。このToFカメラは次期iPhoneのうちハイエンドモデルのみに搭載される予定で、iPhone 11の後継機種であるミドルレンジモデルにはToFカメラは搭載されない可能性があるようだ。
さらにハイエンドモデルには6GBのRAM(メモリ)が搭載され、ミドルレンジモデルには4GBのRAMが搭載される予定とも伝えている。
2021年のiPhoneはLightningコネクタが廃止へ
そして予測は2021年に発売する次世代iPhoneについても言及されている。
彼らのレポートによると、2021年に発売するiPhoneはLightningコネクタが廃止される可能性があるとのこと。これが事実であれば、いよいよiPhoneは完全ワイヤレス化を遂げることになる。
もしこれが実現すれば、iPhoneはデータのバックアップやデータ移行、さらには充電などをすべてワイヤレスで行うことになる。とても便利そうに聞こえるかもしれないが、現在の技術ではバッテリーの充電やデータの転送スピードが十分とは言えないため実用的なのかという疑問はあり、実現できるのかは不明。
とはいえ、これまでAppleの未発表製品に関する予測を尽く当ててきた実績のあるアナリストMing-Chi Kuo氏も同様の予測をしていることを考慮すると、Appleが “完全ワイヤレスiPhone” を開発している可能性は十分にありそうだ。
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[ via MacRumors ]