現地時間10月29日、ソニー・インタラクティブエンターテインメント(SIE)は、同社が北米で提供しているクラウド型テレビ動画配信サービス 「PlayStation Vue」 を提供終了することを、PlayStation Blogにおいて発表した。
「PlayStation Vue」 が来年1月30日にサービス終了へ
PlayStation BlogにはPlayStation Vueの提供を終了する理由について語られており、有料テレビ配信サービスの競争が激しくなっているため今後はコアゲーム事業に専念することを決定したと説明している。
提供終了は2020年1月30日を予定しており、同日をもって本サービスで提供されていた動画コンテンツを視聴できなくなるが、PlayStationユーザーは今後もPS Storeおよび各パートナー会社を通じて配信されているコンテンツに引き続きアクセスすることができるとしている。
PlayStation Vueは2015年3月に提供が始まったテレビ動画配信サービスで、インターネットを介してテレビ番組を視聴することができた。競合他社はSling TVだったが、その後にはYouTube LiveやHulu Live、Direct TV Nowなど多くの動画配信サービスが始まり、想定以上にユーザーを獲得することが困難だった模様。また、動画コンテンツの配信コストが増加傾向にあったことも今回のサービス終了に関係しているとみられる。
ちなみにソニーはPlayStation Vueの売却先を探していると報じられていたが、サービスを終了するということは売却先を見つけることができなかった可能性がある。