10月16日、KDDIおよび沖縄セルラーはこれまで提供していたスマートフォンの実質負担を減らす購入サポートプログラム 「アップグレードプログラム」 の改定を発表。新たに 「アップグレードプログラムNX」 を11月1日から提供開始することを明らかにした。
新たに 「アップグレードプログラムNX」 の提供が開始へ
今回発表された 「アップグレードプログラムNX」 は、対象のスマートフォンを36回払いで購入し、25回目の支払い以降、残っている最大12回分の機種代金の支払いを不要とするプログラム。同プログラムを利用することで、スマートフォンを最大2/3の価格で購入することが可能だ。
これまで提供されていたアップグレードプログラムと今回のプログラムで異なるのは、毎月のプログラム利用料が不要となったことだ。実際に同プログラムを使って残債を免除してもらうには当初購入したスマートフォンをauの回収に出す必要があるものの、プログラム利用料が不要になったためauでスマートフォンを購入する場合は同プログラムに加入することが基本推奨となる。
ちなみに、同プログラムを利用できるのはau回線を利用するユーザーのみとなっており、現在提供中の 「アップグレードプログラムDX」 とはその点でも異なる。
「アップグレードプログラムNX」 は実質的に総務省の指摘に対応するために誕生したものだ。これまでKDDIおよび沖縄セルラーは、auで 「アップグレードプログラムDX」 というスマホ機種代金の実質負担額を最大半額にするプログラムを提供してきたが、同プログラムは毎月のプログラム利用料金と購入端末にSIMロックがかけられるため、総務省からは見直しが要求されていた。
なお、「アップグレードプログラムNX」 の提供開始に伴い、これまで提供してきた 「アップグレードプログラムDX」 は2019年10月31日で新規受付を終了するとのことだ。