やっぱり「iPhone 6s」はインパクトが足りなかったのだろうか。
本日、国内でのマーケティング事業などを行っているMM総研が、2015年1月〜2015年12月の国内携帯電話端末の出荷台数の調査結果を発表した。この結果によると、「iPhone 6s」の販売不振が露呈していることが明らかになった。
メーカー別国内出荷台数シェアの首位は守ったAppleだが、販売台数は初の前年割れに
MM総研の調査結果によると、ガラケー及びスマホの総出荷台数は前年比6.6%減の3,577万台となり、2012年から3年連続の減少となった。
また、スマホのみの出荷台数は前年比0.4%減の2,758万台で、2012年からは同じく3年連続の減少となり、ガラケーのみの出荷台数は前年比22.6%減の819万台と大幅な減少が見られたようだ。
メーカー別の出荷台数シェアでは、Appleが41.2%で4年連続の1位となったが、販売台数は10.6%減と初めて前年を下回る結果となった。
今回Appleがこのような結果になった理由としては、全体的なスマホの販売台数が減ったということもあるが、昨年発表された「iPhone 6s」の販売台数があまり伸びなかったことが原因ではないのだろうか。
「iPhone 6s」は「3D Touch」などの新機能が搭載されたものの、それ以外の新機能が特になかったことから、ユーザーから「買うほどのものではない」という烙印を押されてしまった感が否めない。
メーカー別の出荷台数シェアでは1位を獲得したものの、今春に発売と噂されている新型4インチiPhoneの「iPhone 5se」や秋に発売と噂されている「iPhone 7」などの新製品がヒットしなかった場合、さらに販売台数が落ち込む可能性がある。
さすがに今のシェアを考えると、出荷台数シェア1位の座を他に譲り渡してしまうということは考えづらいが、しばらく魅力的な製品を出していないのも事実。
最近では格安スマホが台頭してきているので、そういった安さを売りにしたスマホとしっかり差別化を図っていく必要があるのかもしれない。それだけに次世代iPhoneへの期待が高まっている。
[ via MM総研 ]