今秋、AppleはiPhoneに純正USB-C充電機「Apple 18W USB-C Power Adapter」を同梱することが予想されているが、この充電器は製造が十分に追いつかないことから、単品で購入しようとした場合にしばらくの間入手困難になる可能性があることがわかった。
Macお宝鑑定団Blog(羅針盤)がサプライヤーから聞いた情報によると、「Apple 18W USB-C Power Adapter」は次期iPhoneへの同梱分を製造するだけで工場はフル回転状態となり、単体販売分はしばらく需要を満たせない可能性があるという。
つまり、同充電器を一刻も早く入手したい場合は新型iPhoneを買う他なく、現行のiPhoneを持つユーザーが高速に充電したい場合は同充電器の入荷をしばらく待つ必要があるかもしれないということだ。この充電器にどれほどの需要があるのかは不明だが、2016年のAirPodsのように手に入るまで数週間から数ヶ月待ちになる可能性もあるのかもしれない。
ちなみに、同充電器の製造はFlextronics、Delta Electronics、Lite-On Technology、Artesynなど複数社で行う予定であるとのことだ。
また、Macお宝鑑定団Blog(羅針盤)は「改良型LightningチップC48Bを使用したサードパーティ製USB-C to Lightningケーブルは、2018年11月か12月頃にMFiリファレンスに追加される可能性があり、2019年以降から発売される可能性があるものの、MFI認定製造工場のうち4社しか認可されない可能性があり、工場の取り合いになる可能性がある」としている。
このUSB-C充電器に関しては、すでに実機やレンダリング画像がリークされており、Appleが同充電器を開発しているのは間違いないとみられている。
情報によると、最大18Wの出力が可能になり、USB-C to Lightningケーブルを利用することでiPhone 8以降の端末を急速充電できる可能性がとても高い。また、Appleが同充電器を次期iPhoneに同梱する予定なのであれば、新型iPhoneに同梱されるケーブルは通常のLightningケーブルではなく「USB-C to Lightningケーブル」に置き換えることが予想される。