今秋から2019年春のどこかで発表されると予想されている新型MacBook Pro。
以前にmacOS Catalinaの最新ベータ版からアイコンが発見され、EscキーがTouch Barから独立した物理キーになることがわかり話題になったが、それを裏付ける情報が新たに登場した。
Touch IDがTouch Barから独立?
9to5Macの名物記者Guilherme Rambo氏が、昨日Appleから配信された正式版 「macOS Catalina 10.15.1」 で、次期MacBook Proに関する情報を発見。
同氏の報告によると、「macOS Catalina 10.15.1」 には次期MacBook Proの画像(上記) が隠されており、そこからTouch BarとTouch IDのレイアウトが判明したという。画像を見るとおわかりいただけると思うのだが、Touch BarとTouch IDのデザイン・レイアウトはほぼ現行モデルと同じではあるものの、Touch IDがTouch Barから少し離れた位置に配置されていることが確認できる。
なぜTouch IDがTouch Barから離れることになったのだろうか。その鍵は先日のEscキーがTouch Barから独立するという情報にあるのではないだろうか。具体的には、MacBook Proのキーボードをシンメトリー(左右対称)デザインにするためではないかと予想できる。
発売は2020年の中頃か
新型MacBook Proは物理式Escキーの復活を期待するユーザーの声に配慮し、Touch Barから独立し、物理式になると予想されている。もし現行のTouch BarとTouch IDのデザインを引き継ぎつつ、物理式のEscキーを搭載した場合、キーボードの上部はシンメトリーとは程遠いデザインになってしまう。製品デザインにこだわりを持つAppleならおそらくこれは許さないだろう。
というわけで、AppleはEscキーとTouch ID/電源ボタンの2つの物理式キーでTouch Barを挟むデザインにする予定なのではないだろうか。
一部筆者の憶測も混じっているが、9to5Macは今回の情報を持って、Escキーが物理式になるという以前の噂の裏付けになるのではないかと伝えている。
ちなみに、16インチMacBook Proは現行の15インチMacBook Proに比べて少しだけ端末サイズが大きくなると予想されているため、もしTouch BarとEscキーがTouch Barから離れたとしてもTouch Bar自体の大きさはほとんど変わらないか、少しコンパクトになる可能性がありそうだ。
16インチMacBook Proについては発表時期がまだ正確にわかっていない。一時は2019年秋発売が予想されていたが、先日の著名アナリストの報告では2020年第2四半期後半から第3四半期前半に登場する可能性が出てきている。時期的にはWWDC 2020かあるいは7月あたりに登場という感じだろうか。
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