Apple、新型MacBook Proを発表。M5チップ搭載でAI性能が最大3.5倍に

Appleが現地時間10月15日、新型14インチMacBook Proを正式発表した。米国での販売価格は据え置きの1,599ドル〜(教育向け1,499ドル〜)、国内販売価格は248,800円(税込)〜。

すでに予約が開始されており、発売日は10月22日(水)。カラーはスペースブラックとシルバーの2色展開となる。

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新チップ「M5」搭載で搭載AI性能が最大3.5倍に向上、SSDの性能もアップ

今回発表された新型14インチMacBook Proは、新開発の「M5」チップを搭載した点が最大の進化ポイントとなる。AI処理性能は、M4比で最大3.5倍、グラフィックスは最大1.6倍高速化し、さらに最長24時間というロングバッテリー駆動を実現する。

Appleの新チップ「M5」は、AIとGPU性能の両立を狙った設計だ。新世代の10コアGPUには各コアにNeural Acceleratorが内蔵され、AI処理性能はM4比で最大3.5倍、初代M1比では最大6倍に到達する。

CPUも改良されており、マルチスレッド性能はM4比で20%向上。最大153GB/sのメモリ帯域によって、大規模なAIモデルをローカルで実行したり、3Dアプリで大規模シーンを操作する際の快適さが向上した。

M5世代の14インチMacBook Proでは、Topaz VideoによるAI動画補正がM1モデル比で最大7.7倍高速化、Blenderでの3Dレンダリングは最大6.8倍、Xcodeでのコードビルドも最大2.1倍速くなる。ゲームにおいても、M1モデル比で最大3.2倍のフレームレートを記録しており、GPU性能の伸びが顕著だ。

ストレージは最大4TBまで拡張可能で、SSD性能も前世代より最大2倍高速化。ローカルLLMの起動やRAWファイルの読み込みなど、AI・クリエイティブ両面の作業がよりスムーズになる。

筐体デザインは、従来のまま維持となっている。14インチのLiquid Retina XDRディスプレイは、HDRピーク輝度1600ニト、SDRで1000ニトと、クリエイティブ作業に十分な明るさを確保。ナノテクスチャガラスのオプションも用意される。

ポート構成は、Thunderbolt 4ポート×3、HDMIポート、SDXCカードスロット、MagSafe 3充電ポート、ヘッドフォンジャックを備える。多様なプロ用途や周辺機器接続を念頭に置いた設計だ。

サウンド面では6スピーカーシステムと空間オーディオに対応。12MPのCenter Stageカメラとスタジオ品質マイクも搭載し、オンライン会議や配信用途にも十分対応する。

筐体には100%再生アルミを使用し、マグネット部品には再生レアアース、バッテリーには再生コバルトを採用。全体の45%がリサイクル素材で構成され、製造には55%の再生可能エネルギーを利用しているという。

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(画像:Apple)

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