昨年11月に発売になった12.9インチ型「iPad Pro」は画面が巨大である代わりに、バッテリーの消費も激しい。Appleは他のiPad端末と同様のバッテリーライフを実現するために、容量が大きめ(11,000mAh)のバッテリーを搭載している。
当然そうなるとバッテリーの充電にかかる時間は長くなってしまい、Appleの純正充電アダプターでは5時間以上もかかってしまうのだが、なんとAppleから発売されている製品を組み合わせることでもっと早く充電できるようになることが判明した!
5時間かかっていた充電が、半分の2.5時間に
12.9インチ型の「iPad Pro」を早く充電するには先日発売になったばかりの「USB-C – Lightningケーブル」と「Apple 29W USB-C電源アダプター」を使用すれば良いことが判明。
CNETによると、これらを組み合わせて使うことで、12W(Appleの純正充電アダプター)でしか充電できなかったのが、倍以上の29Wで充電できるようになるとのことだ。
時間にすると、12.9インチ型「iPad Pro」を純正充電アダプターで充電した場合はフル充電まで5時間を要していたが、「USB-C – Lightningケーブル」と「Apple 29W USB-C電源アダプター」を使用することで、その半分の2.5時間でフル充電が可能になったとのこと。
また1時間電源に挿した時の比較でも、従来の方法では24%程度の充電率だったのが、上記の方式では50%以上充電できることが明らかになった。
ちなみに12.9インチ型「iPad Pro」で急速充電ができる理由は、搭載されているLightningケーブルがUSB3.0に対応した端子であるから。Appleが販売している他の「iPhone」や「iPad」ではUSB3.0に対応したモデルはないため、例えば先日発売になった9.7インチ型「iPad Pro」ではCNETの検証通りの速度にはならないので注意してほしい。
ちなみに、iPhoneやiPadなどを早く充電したいのであれば純正アダプタよりも出力の高い充電アダプタを使用すれば良い。Ankerの製品などで高出力アダプタが販売されているので、気になる人は調べてみよう。
[ via CNET ]