Appleが巨額の投資を行っているミニLEDディスプレイが、いよいよ実際の製品に投入されることになるようだ。現地時間29日、台湾DigiTimesがAppleは2021年以降に発売する新型iPad ProおよびハイエンドMacBookに対して、ミニLEDディスプレイを搭載する計画であると報じた。
ミニLEDディスプレイを搭載したiPad Pro・MacBookが2021年後半に発売へ
DigiTimesは、AppleはミニLEDディスプレイを搭載した新型12.9インチiPad Proを2021年、同ディスプレイを搭載したハイエンドMacBook (おそらくMacBook Proのこと) を2021年後半に発売すると伝えている。
ミニLEDディスプレイとは
現行のLEDよりも小さな発光ダイオードをバックライトに使用する次世代ディスプレイ。ディスプレイの色域表現をより広くし、高いコントラストやダイナミックレンジの表現が可能になると言われている。さらに消費電力の向上や薄型化も期待できる。
12.9インチiPad Proおよびハイエンド型MacBookの画面に使用されるミニLEDバックライトは、Epistarがメインサプライヤーとして供給し、Osramがセカンドサプライヤーとして供給する予定だという。
DigiTimesはこれまで新型iPad Proが2021年前半に登場すると伝えてきたが、今回の報道ではその登場時期予想を狭めている。DigiTimesの情報には不正確なものも多いが、一方でTF International Securitiesの著名アナリストMing-Chi Kuo氏も新型iPad Proの登場を同様の予想を立てている (厳密には2020年第4四半期に新型iPad Pro向けミニLEDバックライトが出荷されると伝えていた) ことから、今回の情報の信ぴょう性はそれなりに高いと考えていいのではないだろうか。
ちなみにKuo氏は、ミニLEDディスプレイを初めて搭載したApple製品は次期iPad Proになると伝えている。新型コロナの影響などでその登場時期は今後変更される可能性があるものの、順調にいけば今後半年のうちに披露されることになりそうだ。
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[ via MacRumors ]